~ランプをもって旅にでる~

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「で、わたしは、どう思っているの?」 イギリス編

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イギリスにきて半年以上経ち、

語学学校だけでは、

ものたりないなぁと思っていると、

 

当時、お世話になっていた知人が、

 

「ヤーコンちゃん、栄養学の講座を

受けてみるのもいいんじゃない?

日本で管理栄養士の資格とったんだから、

行ってみれば?日本語が英語になるだけだから、

そうむずかしくもないんじゃない?」と。

 

それも、そうだな、

たんぱく質はprotein、脂肪はfat、

腎臓はkidneyに変わるだけだもんな、と。

 

え!腎臓ってkidneyって言うんだ!

インゲン豆を英語で、

kidney beansっていうのは、

インゲン豆が腎臓に似ているから。

なんか東洋的発想を感じて、

この英語つくった人に、

そのときの心情を聞きたくなるわ。

 

と思いつつ、

イギリス人が集う講座に参加することで、

英語の幅も広がるからいい機会と思って、

早速参加。

 

クラスメイトは、10人程度で、

年齢は20代~50代と幅広く講座は週1~2回。

本の学校のように、先生が話して、

生徒がだまって聞くイメージだったので、

英語力が未熟でも大丈夫だと思っていたのだが、

予想を遥かに裏切り、

授業の8割はディスカッション祭り!

 

 

「NO!マイクロウエィーブ!!」と

電子レンジの電磁波について語るヒト、

 

「NO!肉食!動物性は一切食べないわ!」と

動物愛護を語るヒト、

 

ビーガン(菜食主義)をはじめた理由を語るヒト、

 

NO!農薬!オーガニックは地球を救う!と

環境汚染と人体への影響について語るヒト、

 

アルコール、豚肉禁止のハラール食について!の

宗教の食文化を語るヒト、

 

さまざまディスカッションが飛び交います。

 

当時のわたしにとって、ビーガン思想、

電磁波思想、宗教による食文化への思い、

何もかもが、はじめての思想。

 

栄養とか、代謝とか、消化とか、

そんなの教科書で十分!

授業で大切なのは、あなたの意見はなに?

あなたの思想なに?いまどんな風に感じているの?

わたしの意見に対して、どう思っているの?

 

20年前の私は、なにひとつ、

ディスカッションできない。

英語がディスカッションが

できないんじゃなくて(いや、それもあるが)、

そもそも、いまの食の現状について、

環境目線から、宗教目線から、人体目線から、

主張できるほどの自分の意見、思想のネタ元さえない。

 

意見や思想を語るほどの知識も知恵も

動物愛護、宗教、つまりは世の中を知ろうとする

行動をとっていなかったことに気づかされる。

 

世界への関心もなければ、

それは、つまり、自分自身への関心も

薄いということなのである。

問題意識が薄いのである。

 

 

「で、わたしは、どう思っているの?」

世間でもなく、教科書でもなく、

誰かの意見でもなく、

「あなたの意見を聞いているの!」

自分の意見をもって生きることについて

考えはじめました。

 

 

環境問題、人権問題、食文化、宗教、

日本の政治、世界の情勢、地域社会、

さまざまな分野に関心をもち、

自分の思考、思想、意見を育てる。

 

 

さまざま問題、情報、状況の中で、

「で、わたしは、どう思っているの?」

 

自問自答して、自分の結論を導きだす

脳の習慣が大切であることを

栄養学講座で学びました。

 

半年のコースが終了し、

数ヵ月後、栄養士認定試験が

あることを知ります。

これは希望する場合のみ。

せっかくだからと、

必死に勉強をして、

栄養士の認定証をいただきました。

kidneyの機能についても、ばっちり。