ヤーコン家、コンセント戦争。

スポンサーリンク

結婚して、他人と一緒に住むのは大変なこともあります。価値観の違う自分以外の人と住むのは、忍耐力も必要です。実の親子でも、一緒に住むのは、大変なことが多く、ときに、家庭内戦争が勃発します。

 

独身時代、母親と暮らしていた時期がありました。母親と私は、お湯を使うときの価値観にズレがあり、これが、ヤーコン家、コンセント戦争のはじまりです。

 

母親は、保温ポット派。わたしは、ヤカン派。

 

母親は、いつでもお茶が飲みたいときに、すぐお湯を使いたい、沸かしている時間がもったいないから、1日中保温ポットの電源ON!

 

わたしは、必要なときに、沸かせばいい、保温している間の電気代がもったいないから、ヤカン派。1日中保温ポットなんてありえない、と。

 

毎朝、起きると、必ず、保温ポットに電源がはいっているので、コンセントを抜くことから朝が始まります。

 

もう~、なんで抜くのぉー?と母。

飲みたいときに沸かせばいい!と私。

 

お湯を沸かしている時間のほうがもったいないじゃなーい、と母。

電気代のほうがもったいない!と私。

 

どちらかというと、母はおっとり口調で、私が強気な口調です。

 

私が目をはなすと、”こっそり”電源をいれる母。この”こっそり”が、私の感情を揺さぶります。昼でも夜でも、電源がはいっているのをみつけると、血眼になって、コンセントを抜く私。それを、みつけては、”こっそり”コンセントを入れる母。この繰り返し。ヤーコン家、コンセント戦争、両者一歩もゆずりません。

 

コンセントを抜かないで~、とおっとり派の母。この”おっとり”&”こっそり”が、ますます私の闘士を刺激します。

 

寝る前から、明日もぜったいに抜いてやる!と闘士を燃やして眠りについて、翌朝、案の定、電源ON!朝から、血眼になって、もう!!!!と電源を抜く私。毎朝、起きたら、台所へ行き、まずは、コンセントをチェックするのが私の日課。懲りずに、必ず電源ONにしている母。数週間続きました。

 

ある朝、いつものように、コンセントを抜こうとすると、コンセントの横に、何か書いてある紙が貼ってあります。ぼやけた眼で、よくみてみると、母の字で、

 

 

 

“コンセント、抜くな!!!ビビッとくるぞ!!!”

 

 

と書いてありました。

 

深呼吸をして、コンセントを抜こうとした手をいったん戻し、いったん、落ち着こう、まずは顔を洗おうと、洗面所に行きました。

 

 

すると、洗面所の鏡に、何か貼ってあります。よくみてみると、 

 

 

“コンセントさわるな!!!爆発するぞ!!!”

 

 

と書いた紙が、鏡のど真ん中に貼ってあります。

 

やられた・・・。わたしの敗北です。このコンセント戦争は、この貼り紙のチカラにより終戦。イエス!ポット宣言をしました。

 

翌朝から、保温ポットで穏やかにコーヒーを飲む生活が始まり、ヤーコン家に平和が戻りました。