小学校でのトラブル 家が子どもの安全基地になりますように

先日、小学5年生の息子のクラスメイトの母親からラインで連絡がきた。「あなたの息子さんが、学校でうちの息子に対して態度がよくないと言っている。昨日は転ばされそうになった。どうしてですか。」という内容だった。

態度がよくないとか、転ばせようとしたのか、その事実は分からないが、まさか!とは思わなかった。なぜならば、2週間くらい前から、その子に、悪口を言われたり、陰口を言われて、その子に対して、息子はどう付き合ってよいか悩んでいて、ここ最近、気分が暗く、悔し泣きをするときもあった。

さて、このお母さんに、どのように返事をしようかと考えた。大切なことは、事実確認、双方の意見を公平に聞くことである。そのためにも、感情的になりがちな親ではなく、冷静に判断できる担任の先生にお願いするのが安全だ。

そのお母さんは、自分の息子に落ち度はないと考えている。これまでも、その子は、他の子どもとトラブルを起こすたびに、一方的に相手を責め、その度に、親が感情的になっているのを見てきた。しかし、感情的になるのも無理もない。大切な子どもが悲しい思いをしているのだから仕方ない。けれども、そのまま感情に任せて、他の保護者にぶつけてしまっては、状況を悪化させることになってしまう。

以前、担任だった先生が言った。「子どもは、自分に都合が悪いことは、親には言わない。言えない。子どもとはそういうものです。」と。そりゃそうだ!と納得した。積極的に親に不都合なことは言わない。自分もそうだった。この先生の言葉を肝に銘じておくだけで、学校でのトラブルに、必要以上に感情的にならずに済む。

また、別の先生はこう言った。「子どもの話を100%信じてほしいと思います。学校ではよいことも悪いこともある。いろんな感情や思いを抱えて帰宅して、親に打ち明けたとき、自分の話を100%信じてくれる親がいるということは、子どもにとって、大きな支えなんです」と。この話にも納得した。真実か嘘かは別として、子どもの話を100%信じてくれる親がいることは、どれほど幸せなことだろう。家は、子どもにとっての安全基地であってほしい、と先生は言った。

その言葉を聞いて私は思った。自分の子どもの話を100%信じよう。そして、同じくらい、相手側の話も100%しっかり聴こうと。そこから、見える事実や解決策があるからである。

自分の頭と心を整理し、そのお母さんに返事をした。「お互いのいい分(ぶん)があるかと思います。学校での出来事ですし、双方の意見を公平に聞いてくれる担任の先生に間に入ってもらうのはいかがでしょうか。できるだけ、子ども同士で解決できるような形にしたほうがいいかなと思います。」と。

すると「了解です」という返事がきた。シンプル〜!。それから時間が経って追伸が来た。「そうですね、子ども同士で話させたほうがいいですね」と。す、す、素直!お母さんも親として成長してる途中なんだと思った。

その後、先生から連絡があり「お互いに気持ちを話して、お互いが謝りました。きっと、まだ100%納得できていない部分もあるかもしれません。グレーな状態かもしれませんが、お互いが謝ったということで、一応の解決としました」と。

先生の正直な報告だった。ただでさえ忙しいのに、本当に申し訳ない。小学校の先生の大変さに脱帽、先生には感謝しかない。

そう、100%の解決は求めてない。100%の解決が何かも知らない。このグレーを抱えながら、どう気持ちの折り合いをつけていくか、時間をかけて、自分のなりの答えを見つけてほしいと思うぜよ。